博多の中心街に建つ夜間透析を主とする診療所の計画である。 寝ている間に治療を受けることで、透析が必要になっても日中の仕事や家族とのこれまでの暮らしを継続することができる。 道路の延長にあるような開放的な階段を上がり広がる治療室は、家形のパーティションが街並みのように並ぶ。 その家形を反転させた夜空のような色合いの天井には、放射冷暖房設備を備えると共に自然光や外部の気配を奥のブースへ届けている。 患者の日常を支える医療を、日常の延長にある空間で受けられることを目指した。
用途
:診療所
所在地
:福岡県福岡市
構造
:鉄骨造 地上4階
延床面積
:1,507.33u
竣工
:2022年4月
建築主
:株式会社ティグレビアンカ
:YSE
設備
:アウス企画設計事務所
施工
:松尾建設株式会社